庭師と駒

ささやかな愛を伝えたいだけのペン、インクは紫で

過去の#短文 まとめ②

つづきです。こちらは2017年4月までのぶん。

 

 君んちの電話線をぶった切って君のiPhone6sを薄緑のクリアケースごと叩き割っていびきのうるせえ独裁者の寝首をかいたら君を 君を(1/24 17:15)

 

飲み屋の帰りにイチゴ味のセブンティーンアイスを半分ずつ食べて、君の吐く息で気温を測る。「なんでお酒飲むとアイス食べたくなるのかな」って笑った。唇を舐める舌、ロータリーに誰かの吐いた跡。酔ったおじさんが駅の壁を蹴って喚いてるけど、関係ないんだ。知らないふりしてさあ。(1/30 20:36)

 

言いたかったことを全部削ぎ落として用件だけのメールを送った。無用な感情は消すということだけが俺の手にある処世術で、実際何事も気持ちを挟み込まないほうがうまくいった。だからずっとひとりなんだろう、今までもひとりだし、これからもきっとひとりだ。噴き上がりそうになったときは蓋をすればいい。落ち着いている間はないのと一緒だ。自分の遺骸をうず高く積み上げた上に許された俺だけが息をして、だけどそいつもまた殺されてそれをずっと繰り返す。(2/2 22:31)

 

あなたが俺に(夢で)、「思ったよりも性格が悪いね」と笑ったとき俺は嬉しくて泣いた。心をばらばらにして綻びのない人たちの真似事をして(周囲が完全だと思うのは極端な理想化だ)いる限り本当のことはバックスペースのむこうにある。そうですね、俺に自由はないんですよ。(#日記 2/2 22:44)

 

「何かあったら、俺の気が本当におかしくなったら、俺を殺してください」

それが口癖だったあいつが、結局俺よりも先に死んだ。酒酔い運転の車に跳ねられて一瞬だったそうだ。横たわる遺体はそんなひどい事故にあったとは思えないほど綺麗に修復されていて、覚悟を決めて棺を覗き込んだ俺は拍子抜けしてしまった。

家族葬向けの小さな葬儀場に線香の匂いが立ち込めている。飲み過ぎた明里さんが畳の上に転がって寝息を立てている。彼女はこいつ――北見秀の後見人で、唯一の家族だった。通夜が始まってすぐは血縁上の母親が居たのだが坊さんがお経を読み終えた頃新しい家族のいる家へ帰っていった。俺も腹が立たなかったわけじゃないが、何度も時計を気にするその態度に明里さんが怒り狂う寸前だったので正直さっさと帰ってもらって良かったと思う。最後の最後にそんな光景を見せられたらこいつが気の毒だ。渦巻型の線香の先がまた燃え落ちる。俺は香炉の横の箱から棒線香を一本取って火をつけた。明里さんの小さないびきが聞こえる。

「なあ、こんなのがあるんだったら、寝ずの番なんかしなくてもいいな。あの人とか寝ちゃってるし」

細い煙が立ち上った。俺のがらんどうの声がいやに響いて「嘘だよ」と自分で言った。次の言葉を探す。黙ってしまうと二度と何も言えなくなりそうだった。

「『いつかおれの身体があのビルくらい膨らんで、菅原さんのことを食べちゃうんですよ、ばけもののおれは』」

こういうことを真面目に言う奴だった。いつだって理解しがたい理由で息苦しそうにしていた。俺はそんな北見をばかだなと思っていたけれど、ばかなところが好きだった。俺はこいつを殺してもいなければ、こいつに食べられてもいない。そりゃあそうだ。けれど俺はこいつが数日後数多死んできた他の人間と同じように、正しく荼毘に付されていくことがどうしても受け入れられずにいた。俺は死んでいなくてこいつは殺されていないのに、なんでお前は死んでるんだ。

「おまえばけものなんじゃなかったのかよ」

きれいな箱で飾られてにんげんみたいに眠りこけている北見を見る。納棺したときよりも頬がおちていて、それが亡骸であることを意識する。なあおまえ今なら本当にあのビルくらいになれるだろ。あれだけ忌々しがっていた身体はもうないんだから。

「ビルくらいに、なってさあ、この葬儀場ごと食っちゃえよ、俺のこと」

震える息を噛み殺し、堪えきれずに垂れた雫が畳の上に落ちる。俺が立てた線香が燃え尽きて崩れた。背後の寝息は止まっている。歯を食い縛ると、顔中がかっと熱くなった。

「ぜってえゆるさねえからな」

俺を泣かせた自分が憎かったら今すぐ来い。くずおれて畳に額をつける。願っても線香が静かに燃える。宿主をなくして少しずつ傷んでゆく肉体の傍で、朝はまだ遠かった。(#北見秀と菅原啓一 2/8 2:05)

 

長い長い針のようなもので君の頭の弱い部分を突きたい(2/9 0:16)

 

あんたクソのクズでグズだと10歳も年下の女子高生が言うのでそうなんだろうな、とおれは思う。

「さっきから同じことばっかりやってる」

「レベル上げ中だから」

「つまんない」

「でしょうね。ごめんね」

置いてあれば彼女が遊ぶだろうと踏んで買ってきた新型ゲーム機は主におれが扱っている。聞けば彼女は自分でプレイするよりも人がやっているのを横で見る方が好きらしい。気まぐれに買ってくるソフトを彼女が前半少し遊んで、途中からおれに交代するのがいつものパターンだ。かつて友達の家で触らせてもらったそれとは比べ物にならないほど向上したグラフィックで、ただただ同じ敵を倒し続けるという地味すぎるレベル上げを繰り返している。

「熟練がMAX近くないと勝てないんだって。攻略サイトみたら」

「ふうん」

「ラスボスだけやる?」

「ううん。見てる」

彼女はベッドを降りておれの横に体育座りした。

「そういやあんた寝なくていいの。夜仕事でしょ」 

「新谷さんが来てんのに寝ないよ。夜勤明けたら休みだしね」

「あくびしながらやってて運転手さんに怒鳴られんでしょ」

「そうね、まあ交通整理の赤い棒振るだけの簡単なお仕事ですからね。てかそう言いつつ仕事の日でも来ますよね」

「昼勤だったら来ない」

「そりゃおれがいないからでしょう」

彼女はプレイヤーキャラが淡々と雑魚を殺して経験値を得るのをじっと眺めている。出会った頃うなじが見えるほど短く切り揃えられていた髪の毛は少し伸び、日焼けの抜けない首筋を流れていた。

「髪の毛、伸びましたね」

「切ってないから」

「切らないんですか」

「もう邪魔じゃないし」

彼女が競技場のトラックを駆け抜ける姿を、おれはスマートフォンの小さな画面の中でだけ見たことがある。県の予選を頭一つ抜けて勝ち抜き全国に進んだ彼女は、地元番組のインタビューに対し「ここはまだ通過点なので」と静かに答えていた。それがほんの一年前のことだった。レベルアップの音が鳴って〇ボタンを連打する。敵のスポーン地点を歩き回りまたエンカウントする。

「長いのも似合うと思うよ」

彼女は形のいいつま先をこすり合わせた。

「あんたのそういうところほんと嫌い」

「褒めたのに」

「絶対切る」

「そうですか」

画面の中の彼女はこの先自分の前に現れるやつ全員殺してやるとでも言いたげに鷹のような眼をしていた。あの日の応援席にも彼女を呪いそして彼女が誰よりも愛している吃音の少女がいたのだろう。伸ばしても似合うはずだと言ったのは嘘ではなかったが、一度会ったことのある水谷秋乃が真っ黒で美しい長髪だったことを思い出したおれはそれ以上なにも続けなかった。刈り上げた首筋に汗を光らせる彼女がとてもきれいだと思ったことも正直に勿体ないと感じたことも、おれには伝えるほどの権利もなかった。(#北見秀と新谷清子 2/9 3:22)

 

『やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君』 「抜け落ちる頭その手でつかまえておしえてくれよ生きるということ」(#昔の 2/18 23:56)

 

「北見くん」

振り返ると背の高い細身の男と彼に手を繋がれた少女がいた。喪主として葬儀の進行をつとめていたその男は、今日弔われたあの女の夫であった。

「今日は、来てくれて本当にありがとう」

男は疲れた目元で微笑んだ。年は30程だろうか彼女の年齢からすれば随分若い伴侶だ。

「パパ、この人だれ」

少女がしゃくりあげながら北見を指差す。幼い顔が涙と鼻水でべたべたに濡れていた。北見は彼女の前にしゃがみ、ポケットのハンカチを差し出した。

「顔を拭いたほうがいいよ」

少女は確かめるように父親を見上げる。彼がうなずいたのを見てからハンカチを受けとり、上ずった声で「おにいちゃんありがと」と言った。

「いいえ」

葬儀会場に響いていた少女の慟哭を思い起こす。ママに会いたい。なんで。どうして会えないの。男は彼女の死について嘘で誤魔化すことなく少女に伝えたようだった。北見は立ち上がり再び男に向き直る。

「一度しかないことですからね」 

「はい。彼女も喜んでいると思います」

そうだろうか、と北見は思う。忌むべき死体に香を上げたのは遺されたこの父娘のためで、これが危篤の知らせだったなら北見は無視しただろう。口をきけない遺体の顔を見ても然程の感情も湧かなかった。それはつめたい入れ物で、彼女はもういないのだから。 

「……彼女が君にしたことは、時間が経ったからといって許されることじゃないと、僕は思ってます」

男は真っ直ぐに北見を見つめた。居心地の悪くなる眼差しだった。闇を光で弾ける、あの泥沼のようだった人に全うな人生をもたらすことのできた善人の目だ。

「だから許してくれとは言いません。それでも、君が来てくれて嬉しかった」

それは男の心からの言葉なのだろう。嫌悪する余地もないほど美しい光景の一部として自分がいることを、北見は強く意識する。「こちらこそ呼んでいただいてありがとうございます」と笑ったのは嘘ではなかった。自分のせいで死んでしまった大事な人と同じように、殺したいほど憎んでいたその人もいつかこの世から消えると知った。貴女の死を、俺は確認することができた。

「もし何かこの先、困ったことがあれば……」

「いや、大丈夫です。もう自分で生活しているので」

全うな人間に愛された彼女の恐らく幸せであったろう晩年とそこにいる少女の命は中学生の自分の身がちぎれるような不幸の上にあった。それがただただ微笑ましかった。骨の焼けた粉っぽい匂いがスーツに残っている。葬儀所の出口へ歩きながら、啓一さんあの人が死んだよ、と心中に唱えた。ついぞ見ることの叶わなかった彼の美しい遺骸を思う。あの銀色の箱できょう、14歳の俺も死んだのだ。(『只に死へと続く道』#北見秀と 2/24 21:41)

 

あの日の俺はつめたいホームで電車を何本も見送って、ぼろぼろの身体に日々の終わりを染み込ませていた。泣きこそしなかったけれど悲しみと寂しさが押し寄せて身体が動かなかった。

大好きな場所がなくならないよう、その糸が切れないように俺はあがいたけどやっぱり春が来て、人差し指にきつく縛った一番きれいな糸以外はほとんどほどけてしまった。俺の身体はなくしたくない思い出でできている。特に賞状も盾もないけどそれでも大事なんだからいいだろなんて必要のない言い訳を加えてスッとしない俺のことを、君はまた、あなたらしいと茶化すだろう。前向きに笑っていられない。今日が明日には昨日になることを噛み締めて言葉を書いて、そうやって大事なものに印をつけた。

主要駅に向かう電車が徐々に人を増やしている。隣の人が文庫本の続きを読んでいる。友達と家族とバイト先に渡すお土産のことを考えた。月曜の昼前、俺にしか大事じゃない今日が、終わりに向かって淡々と進んでいた。(#日記 3/6 9:39)

 

あんたが「好きだよ」と僕に屈託なく微笑みかける度に僕はあんたのその形のいい頭をバットかなにかで、と思っているのだけど僕もあんたが好きなのは正しくてだから僕はバットを手にしたいわけで、そんなことできるわけもなくはあ、と笑うのだ。(3/7 14:59)

 

きみの心臓のいちばんおいしいところだけを切ってたべよう(3/10 0:52)

 

「チャーハンつくるからうちにおいで」

昼過ぎのラインに返事を迷った。一日用事もない俺は別に迷うこともなかったのだけどどんな文言で返事しようか考えた。起き抜けで胃がすっからかんだったので水を一杯飲んだ。すっきりした頭が「チャーハンがあるなら酢豚も食べたい」と訴えた。俺は左手で歯磨きしながら右手で返事を打った。行き掛けによく行く中華屋でおかずをテイクアウトしていく旨を告げるとあの子はすぐに驚いたうさぎと喜んだうさぎのスタンプを連続で送ってきた。

「回鍋肉!」

「あとは?」

「杏仁豆腐も!」

「はい」

 適当な服を着て、財布の中身を確認してから外に出る。日差しは暖かいのに風が冷たいちぐはぐな気候だった。慣れた道を進みながら注文するメニューを考える。いつも忙しそうなあの店で注文に手間取ると悪いしなにより留学生のバイトがものすごく苛立った声を出す。いつもは金をケチって鶏のチリソースだが今日はエビチリにしよう。店に着き、早口な留学生に注文をして数十分待った。空腹を増進するいい匂いが充満していて辛い。お菓子のひと欠片でもつまんでくればよかったろうか、少しふらふらする。店から徒歩十数分のきみの家まで袋を提げていく。ああずっといい匂いがする。餡が絡んでいたり炒め物だったりでべとっとしたメニューばかり頼んでしまったのでつまみ食いするわけにもいかない、いやそういう問題でもないんだが。マンションのエントランスで部屋番号を押す。しばらくあって返事もなしに自動ドアが開く。調理中かなと俺は思う。 五階、せっかくの角部屋なのに隣人が音楽をやっているらしくうるさいのだときみが不満を垂れる部屋、のドアを開ける。

「おじゃまします」

「はーい」

整頓された部屋に上がるとすぐ左手にキッチンがある。細い腕で器用にフライパンを振る姿を見ていたら、「もうできるからテーブルとか準備して」とめちゃめちゃ睨まれた。なぜ睨むのか。元々、少々目付きが悪いところはあるけれども。小さな折り畳みテーブルを起こしておかずのパックを並べる。ビニール袋には割り箸が五、六本入っていた。きみの邪魔をしないようにキッチンの奥の戸棚から皿をいくつか取って、適当に並べれば卓は出来上がりだ。あとはチャーハンを待つ。腹減ったなあ。白い大きな皿にひとつ山ができる。その脇にレンゲをふたつ並べたら、きみは俺を振り返ってニコッと笑った。

「死ぬほどおなかすいたって顔してる」

「朝からなんも食ってねえんだもん」

いただきますと手を合わせて、チャーハンの山を崩す。一口目を頬張る俺のことを、きみが大きな目をぱちくりさせながら見ている。

「うまいよ」

きみは顔をくしゃくしゃにしながら笑って胸を張った。

「そうでしょうとも」

「このチャーハンが世界一うまいね」

「それは言い過ぎ」(『きみの作るチャーハンが美味い』3/15 19:38)

 

瘡蓋はがすみたいな感じで痒くてバリバリ掻いてたらぼろぼろ鱗が剥がれてきて引っ掻き傷になった肉の表面をみてあなたもあんたもうわって顔すんだろ(3/18 3:23)

 

痛々しいので写真にはダブルピースで写ろう(3/18 3:25)

 

夢あるか線路行く末学ランの肩濡らす雨折れたビニ傘(『西武鉄道』 #たんかもどき 4/2 21:05)

 

「あっくんはね、アキラっていうんだほんとはね、だ~けどおれもあきらでわかんなくなっちゃうからおれはきみのことあっくんてよ~ぶんだよ。かわいいね! あーっくん」「……うるせーな」「あっくんおれのスコップどこやったあ?」「しらねえよ自分で探せ」「あれがないとお墓掘れないよお」(4/3 11:13)

 

脂肪と肉を掻き分けて隠したハート型の灰皿を使ってくれていい(4/5 23:29)

 

就活生のひとつ結び染めたての黒い束編み込まれる細い憂鬱 きみはどこで生きてゆく(4/6 16:46)

 

蝉の声がうるさかった。おれはTシャツの下にひどく汗をかいていた。時たま思い出したように漂う風が縁側の蚊取り線香の匂いと庭の土の香を混ぜて室内に運ぶ。暑さに文句を言うことに飽きるほどあの夏は猛暑だった。問題を最後まで解き終えたおれが鉛筆を置くと、先生は音に反応して顔を上げた。

「終わったかな」

「はい、大体」

「見せてごらん」

先生は所々おれの指のかたちにふやけたざら紙を手に取り、ざっと眺めてから赤いサインペンのキャップを外した。

「惜しい。三番以外は全部あってる。ケアレスミスだね、気を付けて」

「どこが違ってましたか?」

「ここの割り算」

先生の赤いインクがおれの書いた「56㎡」を丸く囲んだ。プリントがおれの手元に戻ってくる。割り算をやり直してもう一度答えを出した。先生は向かいから手を伸ばしてそこに丸をつけた。俺のほうから見ると、丸は逆さまになっている。

「秀くんは賢いね」

先生は人のよさそうな笑みを見せた。この人はいつからかおれのことを「秀くん」と親しげに呼ぶようになっていた。数週間専属の家庭教師として毎日顔を会わせていれば相応に距離が縮まるのも、まあそんなものなのだろうとおれは思ったからそれについて何か言うことはなかった。

「この調子なら、夏休みが終わる頃にはみんなに追い付けるよ」

「はい」

ただ頷いただけのおれに先生は苦笑した。おれは意欲のない生徒で与えられた課題をこなして教えられた内容を覚えていくことしかしなかった。学習の遅れをもったまま転校することに不安を感じられるほどの心を14歳のおれは持っていなくて、ひとのいうことをきく、以外のプログラムは滅茶苦茶に壊されていた。だからいきなり現れた親権者が自分のためにあれこれ手筈を尽くすことも、見知らぬ田舎町で暮らすことになったのも、やたら善人めいたこの男に感じる違和もそこにあるだけでどうでもよかった。 (『北見秀の懐古』 途中 4/9 2:02)

 

「あのバスが爆発炎上したのは自分のせいではないけれどそこに彼を乗せたのは自分だった。熱風を巻き上げる炎に向かって何度も何度も名前を呼んだ。」「葬式に参列できなかったことに本当は少し安堵していた。焼き尽くされたきみの遺骸は目も当てられないかたちをしていただろうから。」(4/9 21:15)

 

俺の知らないところで春が街を侵略している 日があたたかい(4/15 12:03)

 

以上です!! 後半北見がめっちゃ出てくるな。また溜まってきたら記事にまとめます。